初心者の誤まり
初めて篠笛を吹いてみようとするときに陥り易いこと 、それは実際に唇を当てる篠笛の唄口が小さいためか 、下唇を横に引いて息を入れ 、力を入れて吹いてしまうことです。 全く口や唇には力を入れてはいけません。
篠笛の唄口の大きさは約13~15mmくらいですので、思わず口を小さくしなければと思ってしまいがちです。これがそもそもの間違いなのです!
唇を横に一文字に下唇を引いてしまうと逆にこの唄口の横の幅よりも息の出る唇が広くなり息漏れの原因になってしまいます。
では、どのようにすれば良いのか?
超!簡単、口の形
実はこの篠笛を吹く時の口の形はとても簡単な 方法で知ることができます 。
そこで、とっておきの方法をあなたにも教えます。
それではまずジュースなどを飲むときのストローを準備してください。
次に舌を軽く下前歯に当て、そのままストローをくわえてください。
そしてストローの中をとおして息を吐く、つまり吹いてください。
たったこれだけです。
これで理想的な口の形の出来上がりです。
同じような方法はあるよ?
今年の夏は暑かったですね?
ようやく幾らか涼しくなってきましたが・・・
誰でもが食べたのではないでしょうか?
この時、食べたスイカやメロンの種はどうしましたか?
勿論、食べずに吐き出しましたよね?
そうです。この種を吐き出した時の口の形を思い出してください。
この時の唇や口の形もストローをくわえて息を吐くときと同じようなような形で形ではありませんか?
特に甲音は下唇を突き出して吹くのと同じ要領です。
巻き舌はいかがなものか?
篠笛の先生の中には巻き舌にする方が良いと言う人がおりますが、これはお薦めできません。
巻き舌は、舌が宙に浮いているような感じで不安定です。しかも大甲音を出すような時には強く息を吐く必要がありますので支えがないと不安定になります。
それで舌が前歯の下に軽く付いていた方が良いのです。
ストローから名人誕生!!
何事において、天才・名人と言われる人達の大きな特徴は好奇心がおおせいな人が多いと言うことで はないでしょうか?
あなたも未来の笛吹き名人を目指して・・・
まずは、台所にあるストローで試してみましょう。
もし、ストローが無かったなら、形だけで良いですのでお箸を食えてみるのも良いですよ。
もしかして、次世代の篠笛名人の誕生はストローから生まれるかもしれませんね?
早速、試してみましょう。