篠笛デモ演奏

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篠笛の楽しさ

山で吹いてみよう

篠笛は唄口を除いてたった7孔あるいは六孔の簡単な民族楽器ですが、非常に表現力のある楽器です。
特に山や森のなかで吹きますと自然と調和して更に豊かな音色を発揮します。
私はよくハイキングを兼ねて山登りをする時には必ず篠笛を持参し吹きまくります。
同時刻に山登りをしている人にとっても一時の休息と安らぎを与えることができ、大勢の人達に大変喜ばれます。
そこで山では山唄、津軽山唄を吹きたくなります。

津軽山唄とは・・・

津軽民謡と言えば華々しい津軽三味線を思い浮かべる人が大半でないでしょうか?
しかし、津軽には民謡の中でも名曲と言われる尺八伴奏による曲が2曲あります。
その代表格が津軽山唄と謙良節です。
しかも岩木山などの山岳信仰に対する、山の神への祝いの唄であったようです。
なお、この津軽山唄は「東通り」と【西通り】という2種類があります。
私が吹いているものはごく一般的な西通りの津軽山唄になります。
「東通り」と「西通り」とは岩木川を中心にして東西の違いのようです。
津軽山唄と言えば成田雲竹という名人歌手が思い出されます。

模範になれば

今回アップしたのは岩木山(津軽富士)の写真を楽しんで頂きながら、名曲「津軽山唄」を楽しんで頂ければと思います。

 

試し吹き 古典調(お囃子用)六本調子

私は黒子役・・??

本格的に篠笛を始めたのは42年前、遠い遠い昔の話になりますが・・・・

当時は民謡の伴奏者として尺八を吹いておりました。
しかし、民謡の場合にはどこまで言っても伴奏者でしかないのです。
つまり黒子役でしかありません。
それでも頑張り続け、地元相馬は元より東北一円で活躍し、師匠の藤丸貞蔵師からは一目も二目も置かれる存在になりましたが??
ある日、 尺八には無い音色に魅せられてしましました。

篠笛の音色

最初は、私の尺八の弟子であったK氏の持つレコードでした。
(現材のCDのようなもので針で音を再現)
鯉沼廣行師の演奏する彼独自の作品の数々・・・
民謡には無い、古典調の尺八曲を思わせる音色、また澄み切った哀愁を帯びた音色、これらにすっかり魅せられてしまったのです。

篠笛一本で虜にする

今まで篠笛・横笛と言っても祭りばやしや盆踊りの笛しか知らない私には衝撃的でした。
彼の篠笛は篠笛一本でお客様を虜にする演奏なのです。
今までの私の芸は伴奏でしかなかったのですから尚更です。
そのような時に・・・・

もう一人の名人

鯉沼師の篠笛を知ることにより、更にもう一人の名人を知ることになりました。
それは当時、藤舎推峰(二代目藤舎名生)と言われる関西方面で活躍されていた笛の名人です。
私はこの方とは面識もなく、CDでだけのことになりますが今でも憧れ続けている方です。

清滝

清滝は1993年頃の藤舎先生の作品ですが、やすらぎの音楽【日本の笛】に収められている一曲です。
また、この中に収められている「美山の里」「朝霧」も私の大好きな曲です。
当時は譜面などは無く、必修で耳コピーで覚えたのが思い出されます。
そこでとても、藤舎先生の演奏のようにはいきませんが最後までご視聴頂ければと思います。

篠笛作りの原点

尺八や篠笛は家族や家業のことも忘れて嵌まっていた30~40歳時代の頃が懐かしいと思う年齢になりましたが、これらの時代の経験や体験を活かして、現在は篠笛の製作販売をしております。
当時では道楽息子などと悪口やら批判を受けましたが、老後は悠々自適に篠笛を吹いたり作ったりと楽しい日々を過ごしております。
【芸は身を助ける!】 私はこの諺の通りの人生を歩んでいるのかもしれませんね?
あなたにも幸運を・・・・

 

 

秋には篠笛三昧?

暑かった今年の夏

今年は例年になく暑かったと思っていた人は私だけでしょうか?
本来私は暑さには強かったのに・・・
それにしても暑い日が多かったような気がします。

芸術の秋

少しづつ暑さが過ぎ去り、周りの木々も緑から黄色や赤い色に染まりつつあります。
そうです、本格的な秋がもうすぐそこまで来ています。
そんな日々は・・・
食欲の秋、それとも芸術の秋、あなたにとっての秋はどちらでしょうか?

篠笛三昧

私にとっての秋は篠笛の秋です。
秋にちなんだ曲はたくさんありますが、特に篠笛にピッタリはこの曲

里の秋

2~3年前に録音した曲ですが再度皆さんにシュアしたいと思います。

いかがでしたか?あまりよくできたとは思いませんが少しだけ秋を先取りして頂ければと思います。

日本人の心

日本には四季折々の季節があり、その時その時の表情を表わし私たちを楽しませてくれます。
そのような時に篠笛はもっとも風景を鮮やかにしてくれる楽器です。
また、日本中の各地では秋祭りの季節になります。
この祭りになくてはならないのが笛・太鼓。
この二つの楽器がなければ祭りも味気のないものになってしまいます。

秋の夜長には篠笛が!

秋の夜長には音楽や読書が良いかもしれません。しかし現状はどうでしょうか?
TVやスマホ・PCのゲームといったものに変わりつつあり、日本人の心にも変化が起きているのではないでしょうか?
それはそれとして良いと思いますが・・・
日本の文化伝統に根差した音楽に浸るのも本来の日本人の心を取り戻すために大切かと思います。
そこで、あなたにも是非篠笛をお薦めします。

 

 

 

太もの篠笛は良い!

太い篠竹はいっぱいあるよ!

毎年12月に入ると篠竹刈に行ってきますが、篠笛に最適な篠竹はそう沢山あるわけではありません。

ほとんどが太すぎるもの 細過ぎるもの、または節間が短いものです。

そのような中でも 超太物で 篠笛になりそうなものを選んでみました。

制作した篠笛は唄用七孔 六本調子 藤皮半総巻き仕立て、そしてでき上がった篠笛の形状は以下のとおりです。

  1. 唄口周りの直径が26~26.5mm
  2. 菅尻周りの直径が22.5~23mm菅尻周りの直径が22.5~23mm
  3. 全体の長さが約50cm全体の長さが約50cm

篠笛写真上(太もの)写真下(通常なもの)

本来であれば全体の長さが41cmくらいあれば十分ですが 、 管が太い分、全体の長さが短くなり、見た目のバランスが良くないので唄口から管頭の部分を14cmと長くしました。すると良い感じに出来上がりました 。

太っちょ、でも楽器だよ!

さて、出来上がった太もの篠笛 は民芸品ではありません。あくまでも楽器ですので音色や吹き易さを確認する必要があります。

その結果は・・・ 上々なでき上がり。

太いだけに丸やかで深みのある音色、吹き易さについても通常のものと比べても全く違和感がありません。軽く吹いても良く鳴ります。ピッチもバッチリ良い感じの上出来です。

但し太いだけに大甲音は3までですが2オクターブ以上は楽にだせます。

試し吹き

私は生まれも育ちも南相馬ですが相馬と言えば、相馬野馬追いと相馬民謡。古くから民謡が盛んなところで す。

そんなこともあり、民謡の尺八や篠笛を吹いておりました 。しかし民謡の伴奏となると全国の色々な民謡を知り覚える必要があります。

特に九州地方では宮崎県の民謡が大好きで、よく「刈り干し切り唄」や「ひえつき節」等を吹いておりました。

そこで早速「ひえつき節」を試し吹きに選んでみました。

ひえつき節

「 庭の山椒の木 なる鈴かけて」と歌い出しの「ひえつき節」は宮崎県東臼杵郡椎葉村に伝わる民謡です。

元々はひえを臼に入れ杵で付く時の作業唄で、農民が重労働を少しでも癒すために歌っていたようです。

更に平家の落人伝説によると、源平合戦で敗れた平家の落人がこの秘境 地に住付き、その20年後に平家の落人狩りを命じられた源氏の那須の大八と平家の鶴富姫とのロマンスが 伝えられており、それが歌詞に盛り込められ全国的にヒットした民謡です。

太もの篠笛大好きな人集まれ

篠笛(上 太もの・眞風作 下 一般的な 蘭情作)

当工房ではご希望であれば太もの篠笛の製作もしております。

吹き方については通常の篠笛とは全く違いはありません。

良く篠笛が太くなると息が大変、肺活量が必要ではと聞かれますが全く関係がありません。

軽く吹けば吹く程、柔らかく丸みのある音色が楽しめます。

篠笛大好き人な人には是非お勧めの一品です。

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